見ると、結構落ち込んでしまう内容です。怪物がメインですが、人間の本性をずばり現す映画ではないでしょうか?極限に追い込まれた人間を見事あらわした作品でしょう。5人の金持ちを相手に2人の船長、下働きの男が今で言うクルージングを楽しんでいます。しかし突然の嵐で7人は謎の島に辿り着くのです。そこは無人島と思っていたのですが漂流した船があったり、途中で沈んだ船が多数見つかります。漂着した船は当然、人は居ず、若干の缶詰と新種のキノコ・マタンゴがあります。当初は協力していた仲間ですが徐々に仲間割れが発生します。登場人物は大学助教授の村井、大学生の明子、ホステスの麻美、そして下働きの小山・・・船長の作田、社長の笠井と、次々と本性が現れてくるのには、同じ人類として情け無い(泣)けど、これって現実こういった運命になったときに現れる本性ではないでしょうか?題名の通り、この島にはマタンゴ・・・そう、あやしいキノコが沢山生えています。7人達は次々に腹が減り、マタンゴを食い化け物になってしまうのです。最後まで誘惑に負けず、正義感のあった村井と明子・・・しかし明子もついにマタンゴを食ってしまうのです。怪物になった仲間たちから逃げ出し奇跡的に助かった村井は、精神病院に閉じ込められています。彼はマタンゴを食べていないと言っていますが、彼の顔には怪物マタンゴへの変身の兆しがあるのです。彼がマタンゴを食ったか食わなかったのかは永遠の謎でしょう。しかし、あの可愛らしく、おどおどしていた明子が・・・やっぱり人間って恐ろしいと感じる作品です。SFXという面では昔の映画なので仕方が無いでしょうが、内容的には大きなメッセージを与えてくれる作品かと思います。
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